昭和恐慌下の鴨方(鴨方町史)


麦稈真田の輸出減速に依り価格が大暴落し、1束当たり1929年に0.29円が1931年(昭和6)には0.196に暴落した。

生糸の輸出減退は養蚕農家に甚大な影響をあたえた。
昭和初期にはいって急激な普及をみせていた矢先の不況到来であった。


 農家副業としての麦稈真田と養蚕業の低迷から抜け出す方途は、製帽工業と葉タバコに見出そうとする農家が増えた。

2000年11月9日